2024年3月5日
株式会社MC コンセプト動画の思い


当施設の利用者様が東京医科歯科大学へ行き、戸原玄先生、山田大志先生が開発された、Voice retriever(ボイス・レトリーバー)を作成しました。
ボイス・レトリーバーとはどういったものか?実際に使用している様子などをお伝えしていきたいと思います。

ボイス・レトリーバーは一年前にもブログにて紹介していますので、興味があれば見てみてください。
Voice retriever(ボイス・レトリバー) | 株式会社MC (mc-misato.com)
ボイス・レトリーバーに関する詳細は、上記のブログや、
https://readyfor.jp/projects/voiceretriever
クラウドファンディングを見ていただければとおもいます。
様々な理由で声が出せなくなった方々との出会いで開発が始まった、ボイス・レトリーバー。
口の中で音を鳴らし、話すように口を動かすことで、声をだすことができるものです。
当施設ではALSなどの神経難病の利用者様が多くいらっしゃいます。
呼吸筋が弱くなってしまうと、自力にて呼吸することが難しくなり、気管切開を行い、人工呼吸を装着される方が多くいらっしゃいます。
気管切開をするということは、「声を出す」ということができなくなります。
気管切開をしている方でも、声を出す為の機械となります。
よろしければ下記リンクから御覧ください。
今回ボイス・レトリーバーを作成した、利用者様はALSという神経難病を発症されています。
そして、気管切開を行い人工呼吸器を装着している為、発声することができません。
以前、電気式人工喉頭を使用したことはありましたが、発声する難しく、日常生活での使用はできませんでした。
しかし、今回ボイス・レトリーバーを使用することによって、見事に発声することができました。
気になる第一声は「これはあらえますか?」と、使用上の注意点にかかわる事を聞いてくださり、職員としてはとてもありがたいですが、ビックリしてしまいました。
使用方法はマウスピースをつけて、話すときは本体のボタンを押すだけで、とても簡単にできます。
唾液に濡れることを想定しており、水洗いも可能であり、衛生的です。
ひとつ気になる点としては、まだ慣れていないということもあるのですが、唾液の飲み込みが行いづらいという点があります。
発声するときに少しコツが必要のようですが、聞き取ることができるレベルでの発声は、すでに行えていると思います。
当施設では、利用者さんの気持ちに寄り添い。
できない理由を探すのではなく、どうやったらできるのかを考えるようにしています。
そしてこれからも、利用者さんに
「ここに来て良かった」
と思っていただけるように、努めていきます。
リハビリ科
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プラスチックケーススイッチ
押した時がスイッチオン・離すとオフとなる、指で押して使うタイプの軽量でシンプルなスイッチ。握力の大きさに応じて適切なスイッチを選ぶことができます。プラスチックケースの中に内蔵されたマイクロスイッチの場所を変えることで、感度を細かく調整することが可能なため、利用者さまの状態に合わせて工夫してセッティングを行っています。
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マクトス
音声や文字によるコミュニケーションが困難な方のための支援機器。筋電、眼電、脳波などの生体信号を検知し、設定した値(閾値)を超える信号を検知すると、スイッチ操作やコールが鳴るように設定できます。指の動きや視線の動き、瞬きなどが難しくなった方も、家族やスタッフとのコミュニケーションを取ることが可能です。
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ピエゾニューマティック(PPSスイッチ)
筋肉の「ひずみ」や「ゆがみ」で作動するピエゾセンサーと、指先の僅かな動きで作動するエアバッグ(ニューマティック)センサーの2種類を選択できるスイッチ。いずれも感度調整が可能で、僅かな力でも操作できるため、幅広い方にご使用いただけます。MCでは更にチューブを利用したカムスイッチを作成し、接続して使用しています。
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MC大学
MCの全社員を対象とした学びの場。次世代の医療介護業界のプロフェッショナル人材を早期に育成することを目的としています。また、能力や経験の豊富なスタッフが社内講師役を務めることで、彼らも教えることを通じて学び、知見を広げています。私たちMCは成長し続ける企業であるために、社員一人ひとりが興味のあることを積極的に学び続けられる環境を大切にしています。
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