2024年1月25日

意思伝達装置「レッツチャット」

意思伝達装置「レッツチャット」

サポートハウスみさとノイエには、

意思伝達装置「レッツチャット」と呼ばれるコミュニケーションツールを使用されている方がご入居されています。
この機械は主に、ALSなどの神経難病の方々に使用されることが多く、ご入居様と介護者との意思疎通を図る際に使用されます。

レッツチャットとは

Panasonicの社内ベンチャーで企画・販売された意思伝達装置です。
特徴は、専用スイッチを使うことで身体の動きに障害がある方でも、パソコンとの接続なしにコニュニケーションが図れるところにあります。
(現在は製造販売は終了しており、アクセスエール株式会社 https://accessyell.co.jp/ で新製品のファイン・チャットが製造販売されています)

対象者

ALSなど神経難病の方などで意識がしっかりされており、身体の動きに障害があるため意思伝達がうまく行えない方を対象としたコニュニケーションツールです

外見と使用方法について

外見はシンプルで、ひらがなで書かれた文字版が並んでいます。
操作方法としては、使用する方の顔や指などに専用のセンサーを「押す/離す」を繰り返し行うことで、画面に文字を打ち出す仕組みになっています。
一般的な意思伝達装置に比べて、パソコンなどに接続する必要がないため、配線の確認やパソコンとの相互設定などが不要なので使いやすい作りになっています。
また、使用頻度の高い単語の記憶装置もあるため、スムーズに会話を行うのに便利な機能になっているおり、「おはよう。」・「ありがとう」などの言葉の登録が可能です。
ちなみに、文字盤は配置されていますが、指で触っても文字が反映されません。

介護者の感想

実際にケアを提供する、現場スタッフからの意見になります。

  • 利用者さまと会話ができるので、利用者さまがお伝えしたいことを理解することができる
  • 利用者さまの思いを尊重したケアが提供できると思っています
  • パソコンを使った意思伝達装置に比べて、画面のフリーズがなく、専用スイッチの位置調整が行いやすい
  • 病気の進行によって、レッツチャットが難しくなることもありますが、できる限り利用者さまの思いを汲み取ったケアを提供し続けていきたいと思います

まとめ

レッツチャットは、パソコンとの接続設定が不要なため設定が簡単です。また、利用者と介護者が会話ができ、コミュニケーションを図ることができる装置だとおもいます。
ALSなど神経難病の方々は、進行性の病気であるため身体の動きの変化に合わせて、意思伝達装置の選択が必要になってきます。利用者さまに取ってより良い選択ができるように支援していきたいと思います。

リハビリ科

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スマイルスプーン

口を閉じることに障害があり、食べ物を口の中に入れることが困難な方をサポートするスプーン。スライドして適量を押し出し、飲み込みやすい下の上の位置に食べ物を運ぶことが可能です。食べる側も介助する側もストレスなく、楽しい食事の時間を過ごせます。

透明文字盤

アクリル板などの透明な板に「はい」「いいえ」や「50音」等が書かれており、介助者が文字盤を指さししたり、見つめている文字が利用者さまと介助者の瞳を結ぶ視線の中心に来るように文字盤を動かして使用します。目線が動かせる方なら外出先など場所を問わず手軽に使用できるため、欠かせない意思伝達アイテムです。

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ピエゾニューマティック(PPSスイッチ)

筋肉の「ひずみ」や「ゆがみ」で作動するピエゾセンサーと、指先の僅かな動きで作動するエアバッグ(ニューマティック)センサーの2種類を選択できるスイッチ。いずれも感度調整が可能で、僅かな力でも操作できるため、幅広い方にご使用いただけます。MCでは更にチューブを利用したカムスイッチを作成し、接続して使用しています。

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お部屋の装飾、レイアウト

MCでは、個室を利用者さまのご自宅のように、自由にレイアウトしていただいています。ベッド・洗面台・エアコン等は標準設置されていますが、家具、日用品、専用テレビ等を自由に持ち込むことが可能です。大きなテレビでドラマや映画を楽しんだり、ミシンで手芸をしたり、壁一面に思い出の写真を飾ったり…。一人ひとりの暮らし方を変えることなく、自由に日常を過ごしていただけます。

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